院長からのメッセージ

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内科・感染症内科 担当: 院長 井戸田一朗

医療に携わることで、さまざまな人の生き方や価値観に触れること。出会った人がよりよい人生を送るために、医師として何らかのお手伝いをすること。この2つは私にとって、友人や家族と同じくらい大切なかけがえのないものです。医療活動では毎日、多様な患者さんとの出会いがあります。仕事や環境、性的指向、ものの見方、それらは人によってまったく違っていますが、どんな人もそれぞれ素晴らしい個性を持っています。そんな人々との出会いを重ねながら、一緒に問題を解決していくことが、私の生きがいと言っても過言ではありません。

医療にはさまざまな分野があります。医学の根底を支える基礎医学、個々の患者さんを対象にする臨床医学、統計やデータ分析をもとに社会に働きかけていく公衆衛生・保健政策などがあり、さらにそれぞれは多くのレベルに分けられます。私は臨床医になることを目指して医師になりましたが、発展途上国における公衆衛生や国際保健の仕事を通して、医療をいろいろな角度からとらえる機会がありました。そのような経験から、患者さんに直に接することと、大勢の人たちへ働きかけることは、決して分けて考えることはできないものだと常々感じています。特に感染症という領域においては、両者が相互に強く影響し合っているのです。

広いネットワークから情報を集め、さまざまな角度から「病気」をとらえる。そして、それを予防や治療の実践に役立てる。さらに、正しい知識をより多くの人々に届けていく。それが私の役割であると思っています。他人には言えない悩みでも、ほんの小さな悩みでも、私と一緒に解決していきましょう。しらかば診療所を訪れてくれた方々が、自分らしく輝く毎日を送れるよう、全力を尽くしていきます。

「自分らしさ」を尊重する医療を目指して

 
人は、ひとりひとりが特別。みんなが、違う個性を持っています。しらかば診療所では、誰しもが持っている「その人らしさ」を大切にしながら、じっくりとコミュニケーションをとり、診療に臨みたいと考えています。同じ病気であっても、現れ方や症状、病気のとらえ方、回復するスピードは人によって違います。それぞれの「その人らしさ」を尊重し、同じ目線で治療や予防を考えていく。それが、その人が持つ「健康に生きようとする力」をおおいに発揮してもらうことにつながるのだと、信じています。
 

信頼される医療を目指して


しらかば診療所は、各分野で活躍する経験豊富な医師とスタッフからなるチームで構成されています。メンバーそれぞれが患者さんの個性を理解し、さまざまな角度から患者さんの治療にあたります。中心的な病院やNPO・NGOとの連携を図りつつ、患者さんが必要とする情報やサービスを見極め、フットワーク軽く提供していきます。
 

利用しやすい医療機関を目指して


これまで、医療機関に相談しようと思っても、仕事や学業のためにあきらめたり先送りにした経験はありませんか? また、慢性の病気とつきあいながら、日中の通院に困難や不便さを感じたことはありませんか? 多忙な方にこそ、医療は身近にあるべきです。「忙しいから」「病院に行く時間がないから」と、ご自分の健康をあきらめないでください。しらかば診療所は、都心のアクセスのよい場所を診療の場とし、平日夜間及び土日に診療時間を設定しました。悩みや不安を一日も早く解決して、より充実した毎日を送りましょう。

院長の経歴


  • 1995年 岐阜大学医学部 卒業
    1995年 都立駒込病院 内科レジデント
    1999年 東京女子医科大学 感染症科助教
    2003-2005年 WHO(世界保健機関)南太平洋事務所 結核対策專門官として南太平洋15ヶ国における結核・感染症対策に従事
    2007年 しらかば診療所 院長

    【委員】
    2010-2016年 世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)技術審査委員
    2021年- WHO HIV/肝炎/性感染症 戦略技術諮問委員

    【資格】
    医学博士
    日本感染症学会感染症専門医・評議員
    日本性感染症学会認定医
    日本エイズ学会認定医・指導医・代議員